はるか
@rlha_tinue
2026年4月9日
ヘーゲル読解入門(上)
コジェーヴ,
上妻精,
今野雅方
読み終わった
第二章まで読んで、飽きてしまったので一旦中断。
友達の解説を聞いてまた戻ってくるかも。
「人間的欲望、より正確に表現するならば、人間の生成をもたらす欲望、すなわち自己の個体性、自己の自由、自己の歴史、そうして自己の歴史性を意識する自由かつ歴史的な個体を構成する欲望ーこのような人間の生成をもたらす欲望は、実在する「肯定的」な所与の対象ではなく、他者の欲望に向かうという事実によって、(ただ生き、ただ自己の生命感情をもつにすぎない自然的存在者を構成する)動物的欲望と異なる。
このようなわけで、例えば、男女間の関係においても、欲望は相互に相手の肉体ではなく、相手の欲望を望むのでないならば、また相手の欲望を欲望として捉え、この欲望を「占有」し、「同化」したいと望むのではないならば、すなわち、相互に「欲せられ」、「愛され」ること、或いはまた自己の人間的な価値、個人としての実在性において「承認され」ることを望むのではないならば、その欲望は人間的ではない。同様に、自然的対象に向かう欲望も、同一の対象に向かう他者の欲望によって「媒介され」ていなければ人間的ではない。すなわち、他者が欲するものを他者がそれを欲するが故に欲することが、人間的なのである。
このようなわけで、(勲章とか敵の旗など)生物的な観点からはまったく無用の対象も、他者の欲望の対象となるから欲せられうる。このような欲望は人間的欲望以外の何物でもありえず、動物的実在性とは異なったものとしての人間的実在性は、このような欲望を充足させる行動によらなければ創り出されない。つまるところ、人間の歴史は欲せられた欲望の歴史なのである。」(p.15-16)
このあたりおもしろかった。
