ヘーゲル読解入門(上)

ヘーゲル読解入門(上)
ヘーゲル読解入門(上)
コジェーヴ
上妻精
今野雅方
白水社
2025年10月27日
8件の記録
  • jirowcrew
    jirowcrew
    @jirowcrew
    2025年11月19日
    「一言で尽くせば、本質的実在は一種全能の主である。すなわち、世界を創造する、或いは少なくともそれを支配する神である。力と法則とのニュートン物理学が超越主義的神学によって必然的に補完されたように、逆にこの神学が世界の「機械論的」解釈を生み出す。(したがって、ニュートンが神学者でもあったのは偶然ではない)」 自身の行為や言説の客観性を確立するために、おのずと神の概念が生まれること。日本的に言えば「お天道様が見ている」。この自身よりもすべての面で上回る「主」の存在を自身の外に見立てることにより、より崇高な自己を生成していく反復運動。 『中世の覚醒』(ルーベンスタイン)における「信仰と理性の結合」への努力。 偉大な発見をもたらした物理学者たちがすべからく神の存在を信じていたという事実(『科学者はなぜ神を信じるのか』三田一郎)。
  • にゃめさま
    にゃめさま
    @seiji_s
    2025年11月13日
    しばらく積むことになる
  • 敗荷
    敗荷
    @sibue_fjodor_
    2025年11月11日
  • jirowcrew
    jirowcrew
    @jirowcrew
    2025年11月11日
    「奴は自由であることがどんなものかを知っている。彼はまた自己がそうではないこと、そしてそうなりたいと欲していることを知っている。そうして、闘争とその結果(主の勝利と承認の獲得、奴の敗北と労働の強制)の経験が前もって奴を超出と進歩と歴史とに向けて傾けしめているならば、主への奉仕において労働する彼の奴としての生は、前もって定められたこの傾向を実現することになる」 自分の息子にもそう生きてほしいと思えた一文。 主という屍を越えて行く奴の歴史(人生)。 主の器がないという自覚の中、主たらんと振舞う悲しさは、主を演じ、生きることでしか分からない。
  • jirowcrew
    jirowcrew
    @jirowcrew
    2025年11月6日
    「人間が実際に、そして真実に「人間」であるためには、そしてまた自己をそのように知るためには、彼が作り出す自己自身の観念を自己以外の人間にも認めさせねばならない。すなわち、彼は自己を他者に(理想的な極限の場合、他のすべての人間に)承認させねばならない。言葉を換えて言うならば、彼は自己が承認されていない(自然的かつ人間的な)世界を、この承認が働く世界へと変貌せしめねばならない。このように人間的な企図に対し敵対的な世界をこの企図に適合する世界へと変貌せしめることが、「行動」とか「行為」とか呼ばれるものである。」 p.26 「他者に承認させねばならない」 この表現が、いやというほと沁みる。 アツアツのおでんを食さねばならない芸人のように。 他者の承認への奉仕と企図の成就、その2+2=4に対する反動がバタイユを生成する。
  • jirowcrew
    jirowcrew
    @jirowcrew
    2025年11月5日
    岡本太郎とバタイユがこの人の講義を聴講していた。 自分にとってはその事実だけでもこの本を読むための十分な理由になる。 待望の新書サイズ。
  • 敗荷
    敗荷
    @sibue_fjodor_
    2025年9月29日
  • AIME
    AIME
    @aime2nd
    2025年9月4日
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