黒糖まんじゅう "ヘルシンキ 生活の練習はつづ..." 2026年4月10日

ヘルシンキ 生活の練習はつづく
タイトルのほんわかした感じから想像しなかったすごく面白い内容だった。社会学周辺のトピック:ジェンダー、民族、移民、教育、人権の諸問題って生活場所が変わるとこんなに違う角度から考えられるんだ。しかもお子さんの視点と複眼で。 幼稚園、小学校での行事、出来事がみんな面白い。たぶん日本の小学校よりも多民族で構成されているフィンランドの学校で差別的ないじめが起こった時の先生の対応方法も興味深い。 そして、(日本では)人権を守ることが大切という教育はされても、権利を認めさせる方法は教えられない・・・そうだわ。フィンランド人は社会を良くする方法は我慢と努力と選挙の投票だけだなんて思ってないだろう。 もう一つ心動かされたのはウクライナ-ロシアの戦争について『今のこと』として語られていること。著者はウクライナから来たという彼について、想像を巡らせる。 立場の優位性、特権と人権の違いとか、複雑で面倒な事を落ち着いて考えるにはSNSよりも書籍が向いていると思う。
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