
積読山脈
@book_mountain
2026年4月10日
この世にたやすい仕事はない
津村記久子
読んでる
電車でちまちま読み進めて第4話。
劇的な変化も事件もないけれど、様々な仕事に取り組む“私”の考えることも変化もじんわり沁みてくる身近さがある。
「マテ茶を持つサルって感じだ」 頁20
前文が具体的な説明だけれども、この一文だけでどのような様子でマテ茶を扱っているかがより鮮明にわかって心中拍手だった。
「背中のどこかに空いた穴から、空気が抜けていくような感覚に陥った。」 頁215
緊張が解けたとも、意欲が萎んでいくとも、失望で気分が落ち着いていくとも取れそうな表現。どれにしても“私”にはあまり嬉しくないよう。



