
惰眠
@damin__404
2026年4月10日
夜なのに夜みたい
岡野大嗣
読み終わった
「アディショナルタイム あなたが雑踏に紛れて粗い画素になるまで」
唐突だけど私は乱視が酷い。
夜の街並みはイルミネーションになる。
信号も、人も、街灯も。
なので、粗い画素という表現が胸にすとんと落ちた。粗くなって一粒の灯りになるのだ。
夜なのに夜みたい。
この書籍のタイトルでもあるが「当たり前のことでしょう?」という反面、“夜みたい”の気持ちがわかってしまうのが不思議である。
今回の書籍は本当に街中を歩き、日々を過ごし、気になることを絵ではなく言葉でスケッチしたような1冊だった。岡野さんの感性や見ているものに少しだけ触れられたようで、日常をこうして言葉で彩れることに感嘆のため息が漏れた。
1本のコスモスを宇宙との交信に例えるなんて、遊び心もあって素敵じゃないか。私もそんな感性で生きることができたのなら、もっと色鮮やかな景色が広がるのだろうか。
(サイン入りの書籍を購入できて嬉しい……)


