
Yamamoto Masaki
@masa0426
2026年4月10日
百年の孤独
ガブリエル・ガルシア=マルケス
読み終わった
かれこれ10年以上前からおりに触れて読んできた。今回で4度目だった。
途中で投げ出したり、読んだつもりになっていたり、とりあえず読んでみた、のようなこれまでの読書で、自分がこの作品を侮っていたことを、ようやくにして痛感した。
つまり、自らの浅はかさを理解できたのが、ようやく4度目にして訪れたのだ。
マルケスの作品は、「全小説」シリーズでひと通り読み通したことが数年前にあり、どれも面白くて感動したのだけど、その際も「百年の孤独」だけは(確か3度目の読書)、やはり全貌を掴めずに終わった記憶がある。
しかしこの度、知人の上梓された「百年(一日)の孤独」《上》『著 板垣崇』さんの忘備録の助けもあり、また再読への意欲から挑戦したら、ようやく作品の豊かさに気がつくに至った。
血と名前、南米の辺境地《マコンド》を巡る、男たちと女たちの、世代や時間を超えて、繰り返される記憶と因果、あるいは、繰り返さないようにして繰り返し続けられていく行動と霊感は、家族と幻想、愛と孤独、わたしとあなた、生きる事と死ぬ事を、それらは、水平線に見える彼方の光景のように「等しくしてしまうのだな」と一族の歴史の巡りで触れる体験が、読む側に巻き起こる。
そして、いくら人間が出入りしようが、繁栄しようが、寂れようが、血が流れようが、人が産まれようが、《マコンド》は《マコンド》のままなのだ。

