
なつまる
@jinbe1708
2026年4月10日
「手に負えない」を編みなおす
友田とん
読み終わった
前半はひたすら地下鉄の漏水対策のフィールドワークだけど、中盤〜後半は様々な方向やエピソードに話が飛躍していくので正直着いていけなくなりかけ、でもなんとか着いていけているような気もして…のような具合で読み終えた。
特に後半の、様々なエピソードの中には、「地下鉄の漏水対策になぜこんなにも惹かれるのか」を語る上ではあまり関係のないような話もあるように思え(それはこちらの読解力の問題ももちろんあるが)、しかしそれはある意味この状況自体が著者にとっても「手に負えないもの」になっているのかと思うとそれもまた一興に思えてきた。
そして著者としてもそのあたりは苦労されて執筆なさったという思いも語られており、一貫性を持って最後まで一冊の本を書き上げるということは簡単なことじゃないのだとも感じた。
しかし、世の中に当たり前に存在してること全般を「インフラ」だと位置付けられるのではないかという眼差しは、確かにそうだと同感した。
この本のおかげで、今まできっとスルーしていた地下鉄の漏水対策も今後は目に留まり少し嬉しくなるのだろう。
日常の中にはたくさんの不思議と、そして当たり前に享受しているサービスがあり、それらが存在していることに気づけるような視点を授けてくれたような本だった。
改めてまた再読したいし、友田とんさんの他のご著書も読もう。
