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@ogfhom3
2026年4月11日
この世にたやすい仕事はない
津村記久子
読み終わった
主人公の心情が面白い。仕事に対して真面目でそこも突っ込んでいくの!って思うところもいっぱいあった。「仕事と愛憎関係に陥る」話の書き方がとても好きだった。
気味悪さを感じるけど、もっと気味悪さを感じたくて気になって読んでしまう。対象を監視カメラで見張る仕事がなんだか一番気味悪くて好きだった。でもポスター張りの仕事もなかなか。人の心につけ込むあたりがゾワゾワした。
「かなり地に足をつけて会社に没入して働いてみて、人も環境も悪くなかったのに、予期しないところから現れたものに揺さぶりをかけられることになって、自信を失ってきます。仕事をするぞって時に一般的に覚悟してきたものとは、なんだか質が違っていて」頁191
「心の隙に入り込んでその中で暴れ回るような言葉に、私は確かに気持ちが損なわれるのを感じた」頁234

