
ゆかこ
@crosscounter_ubk
2026年4月11日
東京ロンダリング
原田ひ香
読み終わった
図書館本
昔積読にした本を読もう企画第三弾。10年ほど前に気になってた本を借りてきた。
訳あって離婚し都内の事故物件を転々とする生活を送っている主人公りさ子。転居先での人との関わり合いがりさ子の人生を変えていく物語。
事故物件に住み物件をロンダリング(浄化)していくという設定が面白いなと思い気になっていた。
分量は200ページほどで、一気読み。
人間関係で人を傷つけ、傷つけられたりさ子は、人に癒され居場所を見つけていく。居場所って結局、場所ではなく人なんだなと思った。
関係を築くには、時にはぶつかることも必要で、齢を重ねてしまうとそれすら億劫になってしまうのだけど、それを正面から吐き出せた時、何か変わるのかもしれない。
(にしても真鍋夫人のセリフにはカチンときたが。時代性かな?それを受け止められるりさ子の器の大きさを感じた)
もう一つ、いいなと思ったのは、東京という街を悪い面にも良い面にも書いていること。
得てして、東京は特殊で、悪い方に描かれがちだが、東京には東京の良さがあって、そこに営まれる生活もあり、そこで生き抜こうと決めた人たちもいる。タワーマンションのシーンでは、そのような人たちにリスペクトも感じて、良いなと思った。
