
辰巳
@divinus-jp
2026年4月11日
読み終わった
言語化というのがテーマでもあるし、ここに書いていること自体、そんな目的があるので、書いてみます
先日、復刊した(このご時世に!紙媒体で!)占いの雑誌「マイカレンダー」で言語化というテーマがあった
占いというのは、統計だとか、アヤシいとかはあるけど、実際にやってるのは、象徴を読んでいく(リーディングという、まさに)作業です
例えば、タロットカードで「恋人」というカードがある
恋愛だと「出会いがありますね」と読んだり、仕事だと「プライベートとのバランスがとれてますね」だったり
恋愛と仕事のちがいはあるけど、同じタロットの象徴の「恋人」を読んでいる
この読み方にその人のセンスというか、深さがでてきて、これを言語化するのがおもしろいのだけど、これがまた、難しいところ
先日、スペースのホストをやる関係で、売れてるというこの本も読んでみた
「推し」「好き」をきっかけにしてそれを言葉にしてみよう、という目的
言語化すると推し活はもっと楽しいよね
「推し活」目的に言語化しようは、あってると思う
ただ、その先にあるものにちょっと、違和感があった
最初の方で
『文章を書くことにも、技術が必要です。技術を駆使してこそ、いい感想文を書けるようになる』うん、そうだ
『それは逆に言うと、「書く技術さえ理解すれば、いい感想やいい文章は書けるようになる」ということ。』うーん、そうかな・・・
その技術をこの本に書いてありますよ、ということへの導入なんだけど、むしろ「技術だけ」になってしまうと「いい感想やいい文章」になるかもしれないけれど、熱量はすごくさがる気がする
このなかでも他人の感想はみないで書きましょう、ということをおっしゃってて、それは否定しないけれど、言語化という技術だけで書かれると、どこか他人の文章をみなくても最後は当たり前になるんじゃないか
終わりのあたりでプロの方が書いたテキストを載せられているのだけど、それって、「上手」だけじゃないと思う
確かに、解説されていたように「ここは、このテクニックです」はあるんだけど、そうじゃなくてむしろ、そこに至る熱量とか感性とかもっとやわらかいものこそ大事
SNSのご時世、とにかく雪崩のように情報がやってくるときに、目につくには、バズってなんぼ、テキストでも伝わるかどうかが大事 どこまで読者をそのコンテンツに滞在させることができるか、が最も大事になってきている
でも、それって伝え方、目につく方法のテクニック「だけ」じゃないかな
もともとの感じ取ったもの、熱量、感動があってこそ、じゃないかな
あくまでも、言語化というのは、感じ取ったものを正確に伝えるための乗り物
タロットリーディングについていうと、恋人のカードで「出会いがありますね」じゃなくて、そのクライアントと状況によって「ちょっと迷ってしまうような状況になりそうです」とか「ノリがあうような相手で」とか乗り物が違うこと
でも、乗っている中身は同じ恋人のカードという象徴
乗り物がたくさんあるほど便利だし、乗り物を運転するテクニックが上手なのは楽しい
でも、恋人という象徴、抽象化されたものへの理解、あるいは感動、思いを、たとえそれが世間的に悪いこと、自分が不愉快なことであってもちゃんと感情をいれずに言語化する、できなくてもしようとする
そしてその単純化できない象徴を理解する、理解しようと続ける
それをここではSNSに書くというのを目的にしてるんだけど、確かに多少の反応があるのは良くも悪くも続ける動機になる
でも、一方で私はネットにあげるより「日記のように手で書く」も有効じゃないかなと
一方で、この本のなかで言われているようなステップはその通りだと考えてて、特に「細分化する」は大事で、そこふわっとしてはいけない
この本では「好き」「推し」をきっかけにしてそれを言葉にしてみよう、なんだけど、私は占いにおいてだけなんだろうけど、「好き」より「あまり好きじゃない」「むしろ、避けたい」を細かく、言葉にするのがトレーニングになると思ってて
石井ゆかりさんというライターで占いを書いている方がおられるんだけど、彼女のブログが毎日、更新されているのだけど、そのタイトルが「筋トレ」だ
毎日、書く
毎日書いているうちに、好きなものだけじゃなく、すべてを書く(しかなくなる)
手段も大事だけど逆にするのは、違う気がする
スペースのホストのスペース ここで聞けます → YouTube「辰巳TV」 https://www.youtube.com/channel/UC6bBPeZDOQClYwIjExZlvOQ
の
「〔増補新装版〕のマカロンタロットで学ぶタロット占い」→ https://youtu.be/welKuGoG__A

