
風邪ひき
@damdamdan
2026年4月12日
横浜駅SF(1)
柞刈湯葉,
田中達之
読み終わった
めっちゃくちゃに面白かった!!
横浜駅が科学技術で自己増殖し、日本の本土を呑みこみ始めて200年。本州を覆うエキナカに棲む人々は横浜駅によって生かされ、誰もそのことに疑問を持たなくなった世界。
駅の外の貧民街に住む若者が5日間だけ横浜駅に侵入できる「18きっぷ」を手に入れ、横浜駅を旅する。しかしそれは、巨大な横浜駅の秘密を知る旅となってしまう…
悪い冗談みたいな設定なのに、読み進めると物語世界内での説明がしっかりしていて説得力があるのだ。そして意外にも骨太なハードボイルド冒険譚なのである。
こんなタイトルでこんな設定なのに全然ふざけてないのだ!(ネーミングとかに悪ふざけはあるけど)
奇想天外な世界を旅するストーリーが、椎名誠の『アドバード』に似てると思ってたら、あとがきにて作者の柞刈湯葉氏自ら『アドバード』の影響を語っていた。
(『アドバード』は「広告」が世界を覆い尽くした奇想天外なディストピアの冒険譚)
いやぁ、椎名誠の『アドバード』みたいな小説、読みたかったんだよな〜って人には超オススメしたい。(アニメだとたつき監督の『ケムリクサ』がそれなのでオススメ)



