鳥原
@trhr
2026年4月11日
記銘師ディンの事件録 木に殺された男
ロバート・ジャクソン・ベネット,
桐谷知未
読み終わった
めっちゃ面白かった〜!
細部まで綿密に作り込まれた世界観、そこで巻き起こる不可解な事件、そして迫りくる巨獣
読み始めると一気にこの世界に引きずり込まれてしまうような、すごい吸引力を持った作品ですね
アナとディンのコンビがすごくいい
破天荒で変わり者の探偵アナと生真面目で堅物な助手のディン
二人が事件の捜査を進めていく中で少しずつ絆を深めていく
最終盤の臨界防壁を眺めながら二人でする会話が特に好きです
リヴァイアサンは現時点では由来も目的も分からない謎に満ちた巨獣ですが、帝国にとって最大の脅威であると同時にその死骸から湧き出す物質によって帝国が独自の技術を発展させているというのが面白い
帝国のあらゆる場所で見られるグラフトも卓越者達もリヴァイアサンから生まれている
単純な破壊の象徴として描かれているわけではないところがこの生物の存在に奥行きを与えているなと思いました
これだけ特異な世界で不可思議な事件が起こるにもかかわらず、ミステリとしては本格王道ミステリ的展開が繰り広げられます
現地調査、聞き込み、そこから探偵が謎を解き明かし関係者一同の前で披露する
最後のどんどん伏線が回収されていくところはやはりミステリ好きとして一番テンションが上がる部分ですね
ちょっとしたバトル的なものもあるので、より盛り上がりました
年度末の忙しさでまとまって読む時間がなかなか取れなかったので、時間がある時に再読したいな
五部作予定ということもあり、まだこの世界については分からない部分がたくさんあるので続きが楽しみです
あと、ストロヴィ大尉とディンの関係はここで終わりなんですか?ストロヴィ大尉好きなのでまた出してほしいです、切実に

