
ころもで
@kimigatame48
2026年4月12日
光と糸
ハン・ガン,
斎藤真理子
読んでる
やっと読みを再開。ちょっと忙しくなるだけで本を読めなくなってしまう。このキャパシティの低さはなんとかしたい。
「庭の日記」6月後半。ハダニ対策で弱めの殺虫剤を散布したら、他の虫たちもいなくなってしまったと。
「寂しくて怖い気持ち。物悲しい気持ち。」
翌日の日記には「私がむやみに散布した殺虫剤のせいで、残りの葉もだめになってしまった」と書いている。
規模の大小はあれど、ハン・ガン作品には「あの存在は死んでしまったのに、私は生きている」という感覚が通底しているように感じる。
「私(ないし人間)のせいであの存在は苦しむ/死んだ、その上に私は生活している」とまでしてしまうと、私自身の感覚に寄せすぎか。
ハン・ガンの作品は、こういう感覚の消化できなさ、寄る辺なさを、優れた文章で昇華してくれる。私はここに救われているのだと思う。
