みたらし団長 "君を守ろうとする猫の話" 2026年4月12日

君を守ろうとする猫の話
まだ2章 現代は弱肉強食の世界。競争の土俵に上がらなかった人間は、競争の外側に脱出できるわけではなく、底辺に追いやられる。外側に脱出するためにも競争を勝ち抜かなければならない。その陰で、辛い思いや我慢などを強いられてる人々がたくさんいる。残念だけどそれは今の日本の現実の一側面だと自分も思う。他の国のことはよく知らないけれど、似たような状況の国も多いだろうと想像する。 今の世には他者を思いやる心の余裕がない。金銭などの力も一部に集中し、余裕がない人が殆どだ。だから周りが敵に見えて、世界がどんどん分断され、個人主義の冷たい世界になっている。SNSなどの普及で、地位、富、仕事、容姿、家族、土地、趣味、何でも可視化され、今までなかった優劣が持ち込まれた。 そういう世の中で、他者を思いやり、気遣い、献身することは不利益なのだろうか。否。人は独りで生きて行けるわけではない。金銭を媒介にするかしないかを問わず、各人ができることを分担して助け合った方が、もっと楽に生きられるかもしれない、遠くまで行けるかもしれないのに。でも、「現実の厳しさ」がそれを許さない。優しかった人も忙しさの中で呑み込まれていってしまう。 その一方、人の弱みを救うのではなく、弱みにつけ込んで競争に勝とうとする輩もいる。「自分らしく」という言葉を「自分勝手に」と解釈違えている。こういう歪みをどうしたら良いのかは全く分からない。
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