
とめ
@m_ake
2026年4月12日
隔離の文学 増補新装版
荒井裕樹
買った
読み終わった
@ 丸善 丸の内本店
丸善本店で見つけて購入。買えて良かった。これは私が知りたかったもの。増補版出して頂き感謝🥲
北條民雄の精読もおもしろい。「何者かになりたい」「認められたい」という痛切な思いと、何を書いても「癩文学」とくくられてしまう悔しくさと…。
健康な人、療院の外の人は、らい病のひとをみな「らい病患者」とひとくくりにするけれど、療院の中ではまたその中に複数の階層がある。その幾重にもかさなる層を、じわじわ見つめていくような本だった。
ハンセン病が単なる病気ではなく、後進国としての「恥」、そして業病などとして、「救らい」という美辞麗句のもとに「ふつうの日本人」と区別され隔離される。
そんなハンセン病患者が、貞明皇后の「御歌」を支えにしつつ、大東亜共栄圏の戦時協力をすすめようとする詩が悲壮。
「小島の春」、以前再販されたので気になっていたのだけど「病友なる支配」を読んで、えーんめちゃくちゃ辛い…。しかしこれを踏まえた上で尚更読んでみたくもなった。
