
shiori
@shiori_417
2026年4月12日
カフェーの帰り道
嶋津輝
読み終わった
audible
あまり流行らないカフェーの日常。前半はカフェーを舞台に起こるささやかな事件を描くけれど、そんな場所にも戦争の影が忍び寄り、後半は重くのしかかってくる。
現在の不穏な世界情勢と重なって、それまでの日常が奪われる描写に胸が苦しくなった。
それでも全編を通して、やさしくあたたかい気持ちにさせてくれる本。
大事な人を失ってしまった人、つらい思いをした人…色んな人たちがいるけれど、それぞれが優しさを持ち合って支え合っている姿に癒された。
戦前には基本的に男性客しかいなかったカフェに、最終話で働く女性たちが颯爽と入ってくるところがよかった。爽快感あったなぁ。
直木賞も取ったし映像化されそうな気がするのだけど、できれば映画ではなくドラマで、ひとつひとつのエピソードを大切に描いてほしいな。


