Michika "ホテルローヤル" 2026年4月12日

Michika
Michika
@0610shun
2026年4月12日
ホテルローヤル
ラブホテルという訳ありげな場所の盛衰を背景にした人間模様は、 退廃的な雰囲気も相まって 諦めと寂しさが漂うけれど、 地道に生きる人々への小さな優しさに 共感を寄せる場面もあった。 男女の絡み方とか愛の形、 正解のない個人と個人の関係は せつないはずなのに生命力を感じるような 不思議な余韻が残った。 廃墟から始まって 建設前に時間が逆戻りしていくストーリーの進み方もすごく好き! 短編集はどこからでも読める楽しみもあるけど、 この本は順番通りに読むべき作品だと感じた。 説明的な文章が少ないのに、 ちょっとした言葉や仕草などの緻密な描写で 各章の主人公たちが暮らしに追われていることが伝わって、 各話で異なる世界にすうっと入っていける。 新装版の表紙が釧路の湿地の風景みたいで 読み終わると心にぐっとくるので こちらの方が好き!
ホテルローヤル
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved