
Gurinyat
@gurinyat_0110
2026年3月13日
迷路館の殺人<新装改訂版>
綾辻行人
読み終わった
莫大な遺産を賭け、4人の作家たちは「自分を被害者とする」探偵小説を書くことになった…。閉鎖的な迷路館で起こる、奇怪な連続殺人にぞくぞくさせられる。
フェアプレイに近い本作は謎解きゲームに近い感覚で推理を楽しむことができ、
かつ大きなどんでん返しが待っている名作だ。
個人的にはそのような理由で館シリーズの中でもかなり好きな作品。
館シリーズでは2つのパートに分かれ、
それぞれ並行して進められることが多い。(十角館の本土・角島、水車館の過去・現在、他時計館、黒猫館など)
対して、本作は作中作の形をとっていて、パートは分かれていない。
そのため、島田潔がずっと出てくる。
島田の飄々とした馴染みやすさと抜群の推理力を普段の2倍楽しめるのがお得である。
島田が教えようとした”悪魔”、動画を参考にして折ってみたのだけれど、とても定年を迎えた方に教える難易度ではなかった…。(5時間くらいはかかった)
推理小説において、読みながら考える派・考えない派がいると思うが、
個人的には他館シリーズより推理しやすく、(島田が推理しながら進めてくれる部分もある)フェアプレイ的な部分が多い気がするので、ぜひ推理しながら挑んでみて欲しい。(それでも最終的な結末にはびっくりする)
館シリーズ、やはり叙述トリックが多い。