
きいこ
@kiikokko
2026年4月13日
雪のなまえ
村山由佳
読み終わった
真面目に生活を営んでいく、ただそれだけのことがどれほど尊いことか。 『容疑者Xの献身』を思い出した。
冒頭だけを読むと、問題を抱えた子どもを持つよくある夫婦の対立かと思ったが、まったくもってそのような作品ではなかった。むしろ話が進むにつれ、母と父、父と娘、母と娘がしっかりと対話するシーンがとても丁寧に描写されていて、それがよかった。家庭内でこのように対話ができるというのは、とても素晴らしくて羨ましいことだなと思った。
子どもが子どもとして大切にされ、しかし決して猫可愛がりされるのではなく、一人の人間として尊重される作品が大好きだ。
村山さんの作品を読んだのはこれが初めてだが、言葉選びがみずみずしく豊かでとても好みだった。

