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@bunkobonsuki
2026年4月14日
庭の話
宇野常寛
正直に書くと、本書をSNSで紹介するのにためらいがあった。本書にはSNSで繰り広げられる「承認欲求を満たすゲーム(敵を作り誹謗する振る舞い、いいねをもらうために何かを投稿する)」を批判する内容が含まれている。SNSでこうした本を取り上げるのは、承認欲求ゲームを実行している感じがした。
ただ、それでも本書を紹介せずにはいられない。会社、村、電子空間におけるコミュニティ——しばしば懐古され、理想郷に仕立て上げられる"共同体"という概念を手厳しく批判した上で、共同体を離れた<庭>という概念を提唱する。現実の庭の話として、また比喩として、共同体を超える在り方を提示してくれる。
まだ本書を読まれていない方に先に書いておくと、<庭>はすべてを解決するわけではない。著者自身が本文中にそう書いている。しかし、息苦しい世界を生きる糸口を手繰りよせることはできる。





