
yomitaos
@chsy7188
2026年4月14日
Jホラーの核心
鈴木潤
読み終わった
@ 自宅
タイトルには「核心」とあるが、読後の感想としてはJホラーが辿ってきた歴史をまとめたというところで、正直なところ薄っぺらいと感じた。同出版社から出ている「ネット怪談の民俗学」「幽霊の脳科学」が濃厚だったので、かなり残念。
Jホラーは、その時代に生まれたメディアに大きく影響を受ける。写真、ビデオテープ、インターネット、携帯電話、スマホなどなど。昨今ではアナログメディアがノスタルジーを喚起するということで、再度ブームが来ているようだ。
携帯電話の存在がミステリにおけるトリックに大きな影響を与えたりはしたけれど、このメディア依存性は、他のジャンルではあまり見られないような気がする。そういった意味で、骨の髄までエンターテイメント気質なコンテンツだと感じられる。たぶん、自分がJホラーが苦手な理由がここにある。
「リング」も「仄暗い水の底から」も、断然小説の方が面白い。映像はホラー要素をモンスターにしてしまい過ぎると思う。女性や子供などの、(見る側として設定されている日本人男性から見た)社会的マイノリティが安易にホラー対象とされてしまうことに、もっと自覚的であった方がいい。差別の蔓延る日本では、実はかなり注視しておかないといけないジャンルだと考えている。
(差別が蔓延ってるのは、世界中かも)