Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
yomitaos
yomitaos
yomitaos
@chsy7188
居場所を増やすために始めてみました。居心地のよい場所にしたいですね。
  • 2026年4月16日
    死なないノウハウ
    著者の雨宮さんに申し訳ないが、この本は全国民に配布すべきだと思う。それだけで、死ななくてよかった人たちがたくさん救われる。自己責任という強者の詭弁に騙されて、耐えに耐えた末に、ひっそりと亡くなっていく悲しい事件が減る。 この国の労働システムに合わせられず、たびたび体を壊している自分は、この本にまとめられた制度についてほとんど知識がなかった。次に体を壊したとき、頼るべき制度があるとわかり、それだけでも救われた気になる。 タイトルの「死なないノウハウ」とは、まさにその通り。これぞ真の実用書ではないか。
  • 2026年4月16日
    自己決定の落とし穴
    自分で責任を取れる人なんていないし、そもそも責任なんて取れるもんじゃない。自分で決めたんだから責任持てよと言われても、別に自由な選択肢があったわけでもないのに。 結局のところ強者の理論であり、成功者のバイアスが多分にかかっているのが、自己決定や自己責任という気持ちの悪い言葉なんだと思う。 この本でしか知り得ない情報は特になく、はじめて自己決定の理不尽さに気づいた中高生向けの内容で少し物足りない。まぁちくまプリマーというレーベル自体がそういうものなので、問題というわけではないが。
  • 2026年4月16日
    福音派ー終末論に引き裂かれるアメリカ社会
    福音派は議論しない。終末論的な世界観を持ち、対立相手をサタンと見做す。善悪二元論により立っており、相手が純粋な悪なのであれば叩きのめす他ない。妥協点を見出す理由もない。そういった意味でリベラリズムを破壊する福音派は、明確に非難されるべき存在だと考えている。(もちろん、私がリベラリズムを善としているからだけれど) アメリカをキリスト教国家だと考えるのは間違いじゃないが、「隣人に愛を」与えるどころか、白人以外を積極的に排除していく福音派の連中を、本来の意味で敬虔な教徒と一緒にするのは失礼だ。今のトランプ政権で要職についている人を見ると、福音派白人キリスト教国家と呼ぶのが相応しい。
  • 2026年4月15日
    悪口ってなんだろう
    悪口が悪いのは、そこに必ず比較が伴い、相手が自分より劣っていると言ってしまうことだから。人を同じランクの人間として扱わないところに問題がある。その言葉が相手を傷つけるか、発言に悪意があったかは大した問題ではなく、オプションに過ぎない。著者の明快な整理に感動した。 政治家に対する悪口が、悪口たり得ないのは、むしろ彼らの傲慢さを引き下げるための行為だからと言える。権力を濫用して好き放題してるが、お前にそんな権利はない。人間として同じランクの存在なんだぞと突きつける効果がある。その意味で悪口にはならないという考え方には納得だ。
  • 2026年4月15日
    そんな気がする
    ペンギン歩きってそんなにペンギンっぽくないし、サウナの話はもうやめてほしいし、見たことのない景色って客を景色扱いしていてなんかイヤだし、実質ゼロ円って言われても「実質」の肌感覚がなさ過ぎて、よく分からないから疑わしい。 そんなことを毎日考えている自分を、君は間違ってないよと遠くから無言で励ましてくれる。武田砂鉄さんとは同い年で、出てくるエピソードや時代感覚が近しいのもそれを下支えしている。 とにかく圧力を掛けてくる連中から逃げ回りたいし、きちんと反論・抵抗していきたいので、この本で書かれている「他人にはどうでもいい生活の話」としっかり向き合いたい。
  • 2026年4月15日
    数学教師が教える やさしい論理学
    詭弁強弁が蔓延るこの世界で、少しでも抵抗していくためには論理学が必要だ。しかし、論理の破綻した言論に論理学は無力であるとも書かれている。とても苦しいが、嘘つきに「お前は嘘つきだ」と言い続けていくためにも、やっぱり論理学は必要だ。その初歩にぴったりの、優しくわかりやすい入門書だった。
  • 2026年4月14日
    Jホラーの核心
    タイトルには「核心」とあるが、読後の感想としてはJホラーが辿ってきた歴史をまとめたというところで、正直なところ薄っぺらいと感じた。同出版社から出ている「ネット怪談の民俗学」「幽霊の脳科学」が濃厚だったので、かなり残念。 Jホラーは、その時代に生まれたメディアに大きく影響を受ける。写真、ビデオテープ、インターネット、携帯電話、スマホなどなど。昨今ではアナログメディアがノスタルジーを喚起するということで、再度ブームが来ているようだ。 携帯電話の存在がミステリにおけるトリックに大きな影響を与えたりはしたけれど、このメディア依存性は、他のジャンルではあまり見られないような気がする。そういった意味で、骨の髄までエンターテイメント気質なコンテンツだと感じられる。たぶん、自分がJホラーが苦手な理由がここにある。 「リング」も「仄暗い水の底から」も、断然小説の方が面白い。映像はホラー要素をモンスターにしてしまい過ぎると思う。女性や子供などの、(見る側として設定されている日本人男性から見た)社会的マイノリティが安易にホラー対象とされてしまうことに、もっと自覚的であった方がいい。差別の蔓延る日本では、実はかなり注視しておかないといけないジャンルだと考えている。 (差別が蔓延ってるのは、世界中かも)
  • 2026年4月7日
    ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』『哲学探究』4月
    興味はあったが避けてきたウィトゲンシュタイン。100分de名著にて放送があるとのことで、入門すべく購入。だが、まったく中身が入ってこない。凡庸な頭で申し訳ないのだが、言葉そのものの意味で「言語ゲーム」をやってるように感じられてしまう。他の哲学書を読んで、また気になったら手に取ってみようかな。
  • 2026年4月6日
    サイコパス解剖学
    サイコパス解剖学
    「SNSで炎上しない文章」しか読まない人が手に取ったら、卒倒しそうなワードが頻出する。存命の人だろうが遠慮なくこき下ろすし、まったく忖度しない。でも、おそらく多くの読者は内心、「実は俺もそう思ってたんだよなぁ…」とこぼすはず。 春日先生と平山さんに共通するのは、人を過剰に「良い」ものとして捉えてないことだと思う。人間なんて、一皮剥けばみんな肉の塊。そこで偉そうにしてる奴も、凶悪犯罪者も、たいして差がない。そういった事実を改めて分からせてくれる。 しかしサイコパスって、流行りものとして消化されてしまったなぁ。結局、自分と縁遠い(と思い込んでる)属性を弄んで、エンタメコンテンツとして使い捨ててしまえるところに、私たちの「人間としての質」の低さが窺える。
  • 2026年4月3日
    この世にたやすい仕事はない
    長く続けてきた職種の仕事にうんざりして、この1年は避けて生きてきた。たやすい仕事なんてないとはわかっているけれど、判を押したように単純に物事が進む仕事ならできるかも。そう考えていた自分にぴったりの小説だった。 仕事にやりがいがあって、まわりの人間に恵まれていたとしても、突然訪れる出来事が陥穽となって心を蝕み、逃げ出したくなることはある。作中では応援しているサッカーチームのネガティブなニュースだったわけだが、推しのアイドルがグループから卒業したり、友達から急にLINEが返ってこなくなって絶縁になったりと、そういった出来事だけでも簡単に働けなくなるものだ。 仕事を続けられなくなるのは、仕事周辺の問題だけが理由では無い。そんなことが、とてもディテール細かく描かれている。この小説が日経新聞出版社から出ている理由がよく分かる。 もう仕事にはうんざりしてるけれど、それでもやっぱり働いてみようかなと思える。凡百のビジネス書からは得られないメッセージが数多く詰まった名著だと思う。
  • 2026年4月2日
    25年、フリーランスで食べてます
    フリーランスで生きてきた人の自伝的な本はいくつか読んできたが、雨宮さんのこの本は実に具体的で参考になる箇所が多い。大抵ギャラの部分や仕事の取り方なんかは、ボヤかして書かれていて「そこが知りたいんだよ!」とイライラするものだが、しっかり書かれているのでそれだけでも信頼できる。 ただ、雨宮さんの経歴が濃過ぎて、フォロアーになれる気はしない。もちろんフリーランスにはバイタリティが必要なのは理解しているけれど…。
  • 2026年4月2日
    感覚史入門 なぜプラスチックを「清潔」に感じるのか(1096)
    感覚は人間が個別に持つもの、という認識でいたが、この本を読むといかに社会や政治・文化によって「持たされていた」かが分かる。 何かを見て「美味しそう」「きれいだな」「楽しそう!」と思うとき、その何かを統制している側を客観的に見つめるのは大事だ。 資本主義下の消費物に、管理・統制側の思惑が含まれていないものは無い。どういう気持ちなってもらいたいのか、どういう行動を起こしてほしいのかなど、何かの意図がある。感覚はたやすく操られてしまう。 副題の「なぜプラスチックは清潔に感じるのか」という素朴な疑問に惹かれて手に取った本書では、最終的に人種差別や多様性といった現代的なテーマまで扱っており、実に射程が広い。感覚史は日本においてメジャーとは言い難いが、美学とともにこれからフィーチャーされる分野なのではないかと思う。それくらい、分断下にあるこの世界では重要だ。
  • 2026年4月2日
    「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ
    春日武彦先生、言葉遣いはえげつないけど、どの精神科医よりも信頼できると思ってる。それは「医者だってただの人間」という、ある種の諦念があるからだと考える。自分が心を病んだ時には、ぜひ春日先生に話を聞いてもらいたい。狂ってしまう前に。
  • 2026年4月2日
    ふつうの人が小説家として生活していくには
    津村記久子さんは、現代作家のなかで最も「生活者の目線」を描ける人、という認識だ。大した事件の起こらない一般的な社会人が、会社や家庭や近所で起こる些細な出来事と向き合うだけ。それがちゃんと面白い。 ドラゴンは出てこないし異能バトルも始まらないけど、言うことを聞かない複合印刷機をモンスターと見立てて向き合うことはできる。身近なことって、ちゃんと向き合えばなんでもおもしろいのかも。「人間」という生き物そのもののおもしろさを、あらためて知るきっかけになる。 そんな津村さんの生い立ちから現在までを、夏葉社の島田さんが丁寧に聞き出していく。メディアインタビューのような、紋切り型のありふれた質問はない。それこそ津村さんの日常から始まるなんでもないエピソードが満載だ。なのに面白いんだからたまらない。
  • 2026年4月1日
    『種の起源』を読んだふりができる本
    種の起源は、折にふれて読もうとしてきたものの、難しさに断念…。また現代から見るとあやまっている箇所も多いが、素人にはその誤っている場所がわからないからなお困る。そんな種の起源を「読んだふりがらできる本」があるなら、それはもう読むしかない。 結論、プロの手によって◯×が付けられたうえで、原点と比較されながらの丁寧な解説により、ダーウィンが述べた進化論とはどういうものかが明確にイメージできた。 言葉にするとシンプルで、「自然淘汰によって種分化を起こしながら生物の多様性を生み出していく進化」という生物における統一理論を示そうとした本ということだ。 まだ科学の無い時代、日本で言えば江戸時代後期あたりの段階で、この本が生み出されたのは奇跡としか言えない。反論しつつも友人として支えた多くの友があって成し遂げたというのも、科学者として素晴らしい。自説に論駁を加える人でさえ尊敬し、仲良くなったというダーウィン。 大金持ちの余裕もあるのだろうけれど、すばらしいスタンスの科学者だと思った。必読。
  • 2026年4月1日
    知性について
  • 2026年3月30日
    ためらいの倫理学 戦争・性・物語
    ためらいの倫理学 戦争・性・物語
  • 2026年3月30日
    「差別はいけない」とみんないうけれど。
  • 2026年3月29日
    性的であるとはどのようなことか
  • 2026年3月29日
    寝ながら学べる構造主義
読み込み中...