
さち
@chiisaxlog
2026年4月14日
ギリシャ語の時間
ハン・ガン,
斎藤真理子
読み終わった
言葉を話せなくなった女と、
すこしずつ視力を失っていく男。
悲しみ、痛み、孤独。
それらは癒えることなく、終わることなく、
抱えながら生きていかなければならなくて。
それでも誰かに自分の温かさを伝えたり、
誰かの温かさを受け取ったり、
そうやって生きていくんだろう。
最後の一文まで、ただただ静かに、
表現の美しさに心を奪われながら読んだ。
「雪が空から降りてくる沈黙なら、
雨は空から落ちてくる終わりのない
長い文章なのかもしれない。」
(4/13読了)


