うに "傲慢と善良" 2026年4月14日

うに
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@uni21
2026年4月14日
傲慢と善良
傲慢と善良
辻村深月
30代独身に刺さると聞いて興味が湧いたため読んだ。 導入としては、ストーカー被害による婚約者の失踪というサスペンス調で始まるものの、実際の中身の多くとしては、昨今の結婚感や婚活感というものについて書かれている。 感想の冒頭で、30代独身という点に興味が湧いたと書いたものの、僕自身はかなり早い年齢で結婚しており、子供もいる。 ただ、そのせいなのか、婚活エッセイ漫画というようなものが結構好きでたまに読んでいる。自分が全く知らない世界の話だからかもしれない。 そのせいだとは思うのだが、本作は、サスペンスをフックとし、作者なりの結婚感をドラマ仕立てで書いたものという印象だ。 ストーリー自体に驚くような仕掛けなどはないが、辻村深月の深い洞察と繊細な人物描写で、近い状況の人は大いに共感し感情が揺さぶられるのではないかと思う。 僕は、完全に第三者として読んだので、結婚感等についてたいへん興味深く、読みやすさも相まってすぐに読んでしまった。面白かった。
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