ミモザ "テクノ封建制 デジタル空間の..." 2026年4月15日

ミモザ
ミモザ
@mimosa
2026年4月15日
テクノ封建制 デジタル空間の領主たちが私たち農奴を支配する とんでもなく醜くて、不公平な経済の話。
寡占されたITサービスが生活に根付きすぎていることの危険性は現代に生きる多くの人が薄々感じていることと思うが、その現状について「もはや資本主義ではなく封建制に戻っていて消費者は無自覚の農奴に成り下がり搾取され続けている」とやや強めの言葉選びで述べることで警鐘を鳴らしている。当たり前だが経済史を知らないと理解ができない話となるので、かつて社会主義に理想を抱いた父への語りかけという形で基本的な内容がやや回りくどく、郷愁を込めて書かれている。そのあたりは好き嫌いが分かれそうだが、超えられないはずだった父親が老いていくのを見てきた自分には沁みる語り口でもあったし、最後に彼の考えるユートピアの話などもあり(著者はギリシャの財務大臣も務めていたが政策に関する国民投票で敗北し失脚したよう)読み物としての魅力もある。また巻末の斎藤幸平の解説もはっきりと日本は完全に後進国と指摘されていて良い(2026年4月分2冊目)
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