

ミモザ
@mimosa
願わくは月に一つは書を読まむ
- 2025年7月7日国宝 下 花道篇吉田修一悲劇が重なる下巻の中盤から筆がのってる感じでぐいぐい読めてしまった。映画で後半だいぶ端折られてるのはやはり二人の芸に磨きがかかったところを見せないといけないからなのかなと思ったり。もう少し時代背景を丁寧に描きつつお二人にはさらに極めて頂いて10年後、20年後に続編作っても、、という欲張りな気持ちになった。そしてクライマックスありえないシーンだからこそすごい。映画でも似たシーンがあったけど落ちぶれた悲哀みたいな意味かと誤解してました。そこからの吉沢亮さんの踊りのシーン、アドリブだとどこかで見たけど役の理解がやばいな。彼のまとう底知れない空虚さはたしかにはまり役と思った。 引用文献の数に目眩がし、黒子として取材もされたとのことで、この小説を同時代に読めたことに感謝でございます(2025年7月分)
- 2025年6月22日国宝 上 青春篇吉田修一読み終わった先に映画を見たせいもあるけど元々作品自体がだいぶ映画的なんだな、と思ったりしている。小説のセリフって音で聞くとちょっと癖があってわざとらしくなりやすいけれど、採用されたシーンは映画にされることを前提としたみたいに違和感なくぱしっとはまっていたし、でも逆に小説としては写実的というかさらっと流れていくので少し物足りなさも感じる。映画の脚本は中盤からだいぶ手が加えられていて、上巻を読んだ限りでは東と西の歌舞伎界の違いのようなものがもう少し描かれていても良かったのかなと思う。あとは固有名詞が多いのは当時の風俗を記録したいという作者の思いもあるのかなと感じたりもしたので、そのあたりがふわふわだったのはもったいないかもしれなかった。下巻に向けては存在をほぼ消されていた辻村との確執が気になる(2025年6月分2冊目)
- 2025年6月13日彼女の思い出/逆さまの森J・D・サリンジャー,金原瑞人読みたい
- 2025年6月12日この村にとどまるマルコ・バルツァーノ,関口英子気になる
- 2025年6月11日侍女の物語マーガレット・アトウッド気になる
- 2025年6月10日
- 2025年6月10日
- 2025年6月10日詩と散策ハン・ジョンウォン,橋本智保気になる
- 2025年6月10日NO.6[ナンバーシックス]再会#1あさのあつこ,toi8買った
- 2025年6月9日
- 2025年6月9日
- 2025年6月7日チャーチ・レディの秘密の生活ディーシャ・フィルヨー,小澤英実,押野素子,榎本空気になる
- 2025年6月6日オルフェオリチャード・パワーズ,木原善彦読みたい
- 2025年6月6日
- 2025年6月4日それ、すべて過緊張です。奥田弘美気になる
- 2025年5月31日
- 2025年5月25日こうしてぼくはスパイになったデボラ・ホプキンソン,服部京子読み終わったまだナチスが優勢だったころのロンドンでの少年少女(と勇敢な犬)の小さい冒険のお話。ヒトラーやアイゼンハワーあたりまでは実在の人物だとわかっていたけれど、あとがきを読むと物語の根幹に関わる人たちや組織まで実在のものがモデルらしくびっくりした。探偵ものということで伝聞以外は大きな動きがないのがちょっと残念だけど、若い読者に戦争の空気感を知ってもらうのにはうってつけな作品だと思った(2025年5月分)
- 2025年5月16日
- 2025年5月11日ピアノを尋ねてクオ・チャンシェン,倉本知明気になる
- 2025年5月9日死んでから俺にはいろんなことがあったリカルド・アドルフォ,木下眞穂読みたい
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