
海底
@kaitei
2026年4月14日
世界のかけら図鑑
古河郁
読み終わった
この世のふしぎを集めた本。世界にまつわる学問の入門書。
ビュフォンの針、星型正多面体、チューリングパターン、ヒルベルトの無限ホテル、フラクタル、生物の体内で生まれる鉱物の話など。
美しい装丁と挿絵と共にそれが子守唄みたいに綴られる。
最初の一章のところにある、宮沢賢治の詩の
「わたくしという現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です」が良い。
この本へのとびきりの予感が凝縮された引用。
メビウスの輪は聞いたことあったけど、それを二つ貼り合わせて作る「クラインの壺」は知らなかった。
電気(erectricity)の語源がギリシア語の琥珀(elektron)に由来することも。琥珀を布で擦ると物を引きつけると知られていたかららしい。
琥珀の未知の魔法から、人体も電気を帯びていることが分かるまで2500年かかってる。凄いねえ。
宇宙の話も沢山出てきた。海を見ると悩みがどうでもよくなる人がいるように、宇宙の話をすると簡単に気が遠くなるね。




