

海底
@kaitei
'97
3歳のぼうやを愛で、夫に愛でられ暮らす。
人間の心理や生活に纏わる本、エッセイなどなど。
雑多。読み終わった本について滔々と語ります。
- 2026年8月21日
シンプルだから、贅沢ドミニック・ローホー,原秋子読み終わった「そこら中にささやかな贅沢があることに気付くこと。」 例えばそれは、「自転車で知らない小道を走る、先の予定を決めない、猫と遊ぶ、怠惰に何も決めずなりゆきに身を任せる。これは全ての人に公平に与えられた贅沢。」 物ではなく精神的に自由であることも贅沢なのか〜と改めて考えさせられた。気持ちの面でも常に身軽であれたら良いねえ。 「ものは少なく、ただし最良のもの。」 選択肢が多いとどんどん人は不幸になる。 沢山の物に囲まれる事やストレス解消のための消費も贅沢ではあるけど、コントロールしきれていない状態は精神の悪化に繋がるし生活の豊かさを損なうよな〜と思う。足るを知る。大事。 日常の営みの中で小さな贅沢を見つけて楽しむことが多くなれば、感情で買い物をしなくなる。 消費の仕方って、その人の価値観や精神状態がそのまま出るんだな。お金って面白いわね〜。 - 2026年8月17日
センス・オブ・ワンダーレイチェル・カーソン,森田真生,西村ツチカ読み終わったレイチェル・カーソンの未完のエッセイの後に、訳者(男の子2人の父親)の京都での日常が綴られる。珍しい構成の本。 「鳥たちの声を聞くと、いくつもの感情が混ざった感情の波に襲われます。彼らはどれほど長い距離を、孤独に渡って来たのでしょうか。自分の意思を超えた力に支配されて、突き動かされている健気で小さな生き物たち。」 好き〜。どの生き物も遺伝子の乗り物で、生まれてから死ぬまで本能に動かされてるんだな〜、と改めてふしぎな気持ちになる。 「子供が感受性を失わないため、不思議を一緒に再発見してくれる大人の助けが必要」に対して、訳者が、『「〈大人〉が感受性を失わないためには、不思議を一緒に再発見してくれる、〈子供〉の助けが必要」で、これも真である』と綴っていて、このジンテーゼがとにかくす〜ごく好きだった。子供の見る世界は鮮明で、一緒に日常のひとつひとつを拾い直している最中なのでかなり頷けた。全てに対して、「私はこう思ったけど、子供はなんて思うかな〜?」の基準が生まれて、しかも成長して意見が変わっていくの、面白すぎる。血が沸騰するみたいな、不思議に対するわくわくした感度を大人も失わないようにしたい。 - 2026年8月5日
子どもが喜ぶことだけすればいい100%ORANGE,100%ORANGE,佐々木正美読み終わった"自分の言うことを聞いてもらって初めて、人の言うことが聞けるようになる" 子供の"話したい"気持ちを尊重して、沢山聞くこと。話の内容やクオリティはど〜でも良いとのこと。応酬を交わすことそれ自体に、かなり意味と価値があるんだな。 "家はくつろぎの場、憩いの場であるべきであり、それぞれが互いにそのような場所を提供するべき。" ハイ、今日からウチはくつろぎの里。つい他人を叱責したくなる(煙草やめろとか)けど、どんだけ言ってることが正しくても場を乱した奴が最も害悪なんだ。猛省。 "子供の発達を待つこと。親が、他の子と比べない忍耐力をつけること" 〈他と比較するな〉、本当にどの本にも書いてある。宗教、メンタルヘルス、哲学書にも。人にとって本当に毒なんだなあ…。再認識。 佐藤亮子さんの声かけ本が、参考にしたい金言の宝庫である一方、小・中学生は就寝時間が11時台(塾のため)とか、「遊びの余韻を殺さないために片付けは全部親がやる」あたりが、私の幸福論、基本理念とマッチしない部分もあったのでこっちで中和された感がある。 愛し方も愛され方も人それぞれで全部参考になる。面白いな〜。 - 2026年8月3日
子育ては声かけが9割佐藤亮子読み終わった日常の積み重ねが人間を形作ると思うので、普段子供と話すときの言い回しや言葉をもっと大切に選びたいな〜、と参考に。 私は生まれも育ちもスラム街だけど、親が幼稚な言葉を使っていたら子供も真似て幼稚な言葉を使うようになる、の部分で身が引き締まった。30代からは日頃から綺麗な表現を意識する人間でありたい。 "「楽しかった?」ではなく「どう思ったか聞かせて。」" (自分が欲しい反応を押し付けるのではなく相手の話を聞く) "「折角〇〇してあげたのに」は禁句。飲み込む。" "褒める時はその〈理由〉もセットに。(〇〇が出来るなんてすごいね)"とか。 褒める時に理由を明確に言うのは夜職トークの基礎かなにかでもよく見かける気がする。子供への言葉選び、そのまま大人の世界にも通用するな〜と思った。 "何気ないお母さんの声かけは毎日の生活の中で何百回何千回と繰り返されるので、それを常に聞いて育つ子供には絶大なる影響を与えます" かけられた言葉で暗示にかかったり、脳がその気になっちゃうのってあるよね。アフォメーションとかもそうだけど。自分の言葉が一生の傷にも一生の宝にもなり得ることを、きちんと念頭に置きたい。 - 2026年7月22日
教養としてのハイブランド フツーの白シャツが10万円もする理由とあるショップのてんちょう読み終わった現代に至るまでのハイブランドの歴史を、事細かく説明してくれる本。聞いたことある名前の人たちがたくさん出てくる。 イヴ・サンローランが陰謀で徴兵され精神病院送りになった話や、シャネルが外交官と不倫して亡命したあと、再びパリで返り咲く話。戦時中はヒラヒラしたドレッシーな服は売れず、機能的な服が売れたり。 パリのモード界で物議を醸した、コムデギャルソンの伝説の3回目のコレクション、「黒の衝撃」の話など。読んでてワクワクする話が沢山あった。 身に付けるものをなんとなくで「良いな〜」と選び取るのも楽しいけど、素材や型、流行った背景や歴史の動き、ブランドのバックボーンやデザイナーがどんな人なのかが分かると更に楽しい。 どんな分野でも同じで、カルチャーを楽しむのにも教養があれば更に深く潜れるんだな〜と思った。 引用で面白かったのが、「料理店は"儲かってないです"と言う方がお客さんが来るけど、服屋は"儲かってます!売れてます!"という方が売れる」。これはすごい不思議だった。 - 2026年7月21日
読み終わったおうちの中でできること、家族との関わりで学べることが分かりやすくまとまっている本。この本のおかげで3歳の子供は神経衰弱とババ抜きが出来るようになったり、1〜10くらいまで物を正しくカウント出来るようになった。家族との会話や絵本が国語に繋がっていくこと、理科は自然との触れ合いから、新聞や地図やお出かけが社会や地理の延長にあることは分かっていたけど、私は数字が駄目なので、算数の土台の作り方がわかりやすく書いてあったのがす〜ごく助かった。種類の違うサイコロを沢山用意したり、一緒にカレンダーを作ったり。遊びの一環で、毎晩机に向かってパパにお手紙を書いてその日あったことを文章にする習慣がついたのも、すごく良いな〜と思う。空き時間や室内でできる遊びのストックも沢山増えてありがたい。簡単に生活に取り入れられることばかりで楽しい本だった。 - 2026年7月15日
ホリー・ガーデン江國香織読み終わった光の当たったビーズのきらきらした部分を、空気に散りばめるみたいに生活が美しく描かれていく。 進んでいくストーリーの中で、特段心情が大きく動いたりはしないのに、一つの章が終わる頃には袋小路に追い詰められた気分になる。いちいちなんだか居心地が悪い。心情の息苦しさと生活の描写の美しさとのアンバランスさが、江國香織〜となる。 既婚者との恋愛関係の破綻を描く上で、「妻にバレたから別れよう」というパターンよりも、さらにずっと傷付くことがあるとは思わなかった。 それ以上の残酷さは私には思い付かなかった。 人の心ってこんな踏み躙り方も出来るんだと思った。 映画ミストを見た時の感想に近い。 あれも化け物に食い殺されるより、上をいく最悪があるとは夢にも思わなかった。 私は既婚なのにふらふらしている男には1mmもセクシーさを感じないけれど、「あらゆる仕事がアートだし、それが日常に近ければ近いほど、祝福されたアートだろう」は作中で一番好きな台詞だった。 - 2026年7月3日
読み終わった宇宙の成り立ちの話など。説明を噛み砕いてくれてて、分かりやすかった。読んでると意識が星の彼方に飛ばされる感じがして良い。 「私たちは、はるか昔の超新星爆発から来た星のかけらである」が大好き。 「大昔に超新星爆発を起こした星がさまざまな元素を宇宙空間にバラまき、それが集まって次の世代の星の材料になるサイクルが宇宙では繰り返されている。酸素や窒素や鉄などの元素があり、そのおかげで私たちの体もつくられている。私たちは爆発した星の残骸でできている。」 賢い人でも宗教(伝統的でない)に傾倒するケースがあるのはなんでだろ〜と思ってたけど、そもそも人間が生まれることがあまりに不自然すぎて、〈「どうしてこんなに都合が良いのか」を考えたとき、神様を持ち出すか、マルチバース(多元宇宙論)でしか説明できない〉の文章でなんとなく腑に落ちた。物理学者でも人間原理(最初から知的生命(人間)を生み出すような構造になるべくして作られた、と結論付ける人がいるらしい。宇宙、マジすげ〜〜。 - 2026年6月12日
読み終わった辞書と地図と図鑑は元々家にあって、せっかくならもっと上手に活用して遊び倒したいな〜と思って読んだ。 「子供は辞書引き放題しりとり」とか、辞書は子供用と大人用で2つあるといい、とか。あと「会話から生まれる〈何?〉に正答を返す必要はなくて、寧ろ知ってても〈わからない〉と答えて一緒に調べた方がいい」とか。疑問をツールを使って解す過程が、宝探しみたいで(私が)だ〜い好きなので子供からの問いは本当に大切にしたい。タウマゼイン大好き。調べてる途中で、違う知識がくっついてくることにもロマンを感じる。 年齢別で数字や動物、宇宙のことなどに関連した面白そうなブックガイドがどえらい量載っててめちゃくちゃありがたかった。年齢はすっ飛ばしても良いみたいだから、子供の興味に合わせて図書館でどんどん借りて読んでいきたい。有名私立に行かせたいとかは全くないけど、学びと遊びが同義であること、自分の好奇心に対して世界は無限に答えてくれることを一緒に体感できたら嬉しいな〜と思う。 - 2026年5月28日
読み終わったフィンランドでは「私たちは何者か、どうありたいか、私たちの最も深い価値は何か」を高校生同士で授業で頻繁に議論し合うそう。すごいわね〜 全体的に肯定的なムードで思考や想像力の飛翔を促すような教育が徹底されてる。日本の「こうあるべき」と特定の方向に人を導くタイプの教育指導とは毛色が全然違くて面白い。 授業の内容には哲学者や教育者の引用も多くて、 「無知でいると、自分が無知であることに気付けない」 「非宗教的に考えるには、宗教的な考え方について知ることも教養として必要。」がす〜ごく好き。 自分の嫌いなものに関する知識でさえたくさん持ってた方がいいんだな、とわくわくした。歴史上の間違いを戒めの意図で学ぶことに近いね。 「不明瞭であることに耐える。情報を単純に二元化せず、その複雑さや不可解さも受け入れる。」も良かった。 色んな方向から物事を見たとき、単純に善悪で分けられる事態ってほんと稀だよね。全ての事象に対してもっと多角的でありたいな〜。 - 2026年5月18日
読み終わったわかるわかる、すごく共感できるな〜というところと、この人何言ってんだろ〜を行ったり来たりするエッセイ。 人の考え方、感じ方ってひとりひとりが全く違くて面白い。 「やりたくないことはさせられない。やりたくない人を動かしたいと思ったことがない。私自身がそうされたくないから」が良かった。 人に何かやらされるの大嫌いなのに、子供には「キノコもちゃんと食べて」と言いそうになったり。やり方を変えることは出来るからブレンダーで超細かくして、そしたら食べてくれたり。思い通りにならない事態への感情の徒労を減らして、コントロールできる自分の行動で解決して「よかったね、チャンチャン」に着陸できるようになりたい。他人の意思が外部からは絶対動かせないことを改めて肝に銘じたい。 - 2026年5月9日
胃が合うふたり千早茜,新井見枝香読み終わった食についてのエッセイ。 自由に好きに生きて良いんだなと元気になれる本。 予約した高級料理店へ向かう道中、ラーメンを食べたくなって食べに行く。部屋で全裸でごはんを食べる。ストリップ劇場の踊り子になる。2人で集まっても、食後はすぐに解散する。「そんなことしていいんだ」の連続だった。面白かった。 私は他人と食事をしても味がしない人間なので、食事中に生きにくさを感じる描写で同意の嵐だった。 縁あった2人が、食事の時に相手なんていないみたいにもくもくと食べ進めて、勿論話なんてまるで聞いてなくて。うわ〜これは理想形のひとつだ、と思った。 「酔うためではなく、味覚のためである。この店で酔っ払って味がわからなくなるなんて愚の骨頂だからな。」が好き。食事に合わせてお酒を選ぶことに、もっと本気でありたいね。 - 2026年4月27日
- 2026年4月27日
- 2026年4月27日
ネイチャーエデュケーション長谷部雅一読み終わった身近な自然を楽しむためのノウハウがぎゅっと詰まった本。 道草食いニストになる、「どうして」「なんで」ちゃんになる、なんで?に仮説を立てて解答を得る、知らない植物や虫や鳥に勝手に名前を付ける、特徴を捉える、など。 世界と関わるにあたってヒントにしたい意識がたくさんあった。 世界各国を旅して色んな国の子供と関わって来た著者が、〈大人が自分を主役にして知識をひけらかしたり先導して、子供をコントロールしてはならない〉と再三言っていて、これは他分野でも他者への関わり方として共通して書かれてるから真理に近いんだろな〜と思った。心の額縁に飾る。 散策時にあると面白いアイテムのことや、季節ごとの虫や草の遊び方(セミの抜け殻で雄と雌の違いが分かるとか。)大人も面白いな〜と感じる知識がいっぱいだった。季節が巡るのが楽しみ。 - 2026年4月21日
読み終わった同シリーズの落語が面白かったのでこちらも。 著者誰?と思ったらNHKの「にほんごであそぼ」の総合監督だった。 「本を選ぶ時、できるだけ一流のものに触れたいと思うなら、まずは「名作」「古典」をえらぶべき。色褪せない価値があるからこそ受け継がれてきた。」 初めてのコンテンツに触れる時はここを押さえたい。 子供にも、漫画でもゲームでも本でも名作は手に取れる環境を作りたい。素養の下地を作りつつ思春期には自分で偏ったものを選べばいい。でも親のエンタメへの素養も問われるから、私も同時代的なヒット作も体験しておくべきだなと思った。 「心に感動と学びの栄養を与えないのは自らを軽んじている」 食や衣服を整えないのは自分を蔑ろにするのと同じだとは思っていたけど、学びと感動もか〜。すごく影響を受けた。 「知識の基礎体力がついている大人にとって、偉人や先人の魂に触れることは、魂を磨いて錆を落とし、魂の柔軟性を保つことにつながる。」 2周目に誰にも採点も強制もされずに学ぶの、自分を組み立て直してる感じで好きなんだけど、それがこの文章とリンクした。 ニュートンの「自分は真理の大きな海の浜辺にある貝殻で遊んでいるに過ぎない」が素敵だった。色んな分野の偉人に私淑していきたいね。凄い本だった。 - 2026年4月18日
医者の父が息子に綴る 人生の扉をひらく鍵中山祐次郎読み終わった外科医である著者の人生における失敗と、その対策の話。 担当編集と、「お互いの子供に読ませたい本を作ろう」と話し合って作られた本なだけあって、ページ数の割に読みやすかった。 「お金とは贅沢ができる武器ではなく、嫌なことから身を守る防具であり、嫌なことを減らす道具である。」超好みの文章。こういう指針に基づいて消費活動をしたい。 「選択とは、何かを選び取ることではなくて、選んだ選択肢を正解にするために現実世界を無理やり捻じ曲げる覚悟と努力のこと。」良すぎる。素晴らしい文章。 「好きなことだけをして生きていても三日で飽きる」は意外だったけど腑に落ちた。これが念頭にあれば好きな事してる以外の時間も肯定出来そう。言われてみれば色んな経験をミルフィーユみたいに折り重ねた方がより豊かな気もする。 とにかく著者の仕事への熱意が伝わってきたし、医療現場の激務ぶりや人の3倍努力する(物理的に)エネルギーも伝わってきて凄いな〜と思った。 「人間の死亡率は100%」も良い。とんちみたいだけど、自分がいつ死ぬか誰にも分かんないんだもんねって我に返らされた。外科医が言うからこその重み。 - 2026年4月14日
世界のかけら図鑑古河郁読み終わったこの世のふしぎを集めた本。世界にまつわる学問の入門書。 ビュフォンの針、星型正多面体、チューリングパターン、ヒルベルトの無限ホテル、フラクタル、生物の体内で生まれる鉱物の話など。 美しい装丁と挿絵と共にそれが子守唄みたいに綴られる。 最初の一章のところにある、宮沢賢治の詩の 「わたくしという現象は 仮定された有機交流電燈の ひとつの青い照明です」が良い。 この本へのとびきりの予感が凝縮された引用。 メビウスの輪は聞いたことあったけど、それを二つ貼り合わせて作る「クラインの壺」は知らなかった。 電気(erectricity)の語源がギリシア語の琥珀(elektron)に由来することも。琥珀を布で擦ると物を引きつけると知られていたかららしい。 琥珀の未知の魔法から、人体も電気を帯びていることが分かるまで2500年かかってる。凄いねえ。 宇宙の話も沢山出てきた。海を見ると悩みがどうでもよくなる人がいるように、宇宙の話をすると簡単に気が遠くなるね。 - 2026年4月12日
風景画のレッスンミッチェル・アルバラ,海野桂読み終わったドローイングの大まかな描き方、明度によるブロック分けの仕方。「自然のものは情報が多すぎるので、簡略化して描くと良い」「絵のサイズは親指サイズから(大きい絵ほど難しいので)」などなど。 掲載されている絵は、物体を描いたというよりかは光を捉えたものが多かった。 写真が上手な人も、物じゃなくて光を撮るっていうから、それと一緒かもしれないな〜と思った。 どれも素敵だった。のんびり絵を描く時間が欲しい。 - 2026年4月2日
読み終わった「落語とは人間の業の肯定である。」 賭け事に狂ったり、知ったかぶりをして恥をかいたり、金目のものを手に入れるために死体を暴いたり。落語は人間の本当の姿が書かれている。人類のミステイク大全でもある。 落語に出てくる人間って基本みんなドジ。みんなそうなんだな〜と思うと、現実でも優しくなれそう。 紹介されている噺では水屋の富が好き。 「宝くじで大金を当てた。金を盗まれていないか、それが心配で眠れない。ついに盗まれた時、これで眠れるようになる〜」と安堵する話。 身の丈に合わない幸福、ほんとに時として人を不幸にするよね、と思った。 内容が軽く、さくっと読めてすごく良い。 古典落語にも興味が湧いたし、ブックガイドにあったNHK出版の他の学びのきほんシリーズも気になる。
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