いちのべ "きょうの枕草子" 2026年4月15日

いちのべ
いちのべ
@ichinobe3
2026年4月15日
きょうの枕草子
> 髪をきれいにして、お化粧をして、良い香りのする着物を着たりする。誰に見せるわけでなくても、やっぱり心はときめいている。(二九 p32) 遠い昔に清少納言が書き、最果タヒさんが訳された文章を読む。人間にとっては長い長いはずの1000年以上の時間をすっ飛ばして、そこにある感受性を、「わかる」と思えてしまう。それは、なんて不思議で、ロマンティックなのだろう、とあらためて感じた。 > 紅色のお召し物、どんな言葉もこの素晴らしさには不十分だと言いたくなるような袿、それに張りのある打衣などを幾重にもお召しになって、大変艶やかな黒い琵琶に御袖をかけて持っていらっしゃる。それだけでも美しいのに、琵琶の転手の角から、額のあたりが見え、それがとても白くて綺麗で、くっきりと見えているのは、こんな美しい一瞬が私の人生にあるのかと思えるような素晴らしさでした。(九四 p91) もともと、清少納言と定子に興味を持って枕草子に触れ始めたので、この記述にうっとりしたし、一〇一段は何もかも微笑ましい……。
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