宮子 "西の魔女が死んだ" 2026年4月14日

宮子
宮子
@miyako
2026年4月14日
西の魔女が死んだ
"「わたし、やっぱり弱かったと思う。一匹狼で突っ張る強さを養うか、群れで生きる楽さを選ぶか……」「その時々で決めたらどうですか。自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」"(P.162)  再読。中学に進学後学校へ行けなくなった少女まいは、田舎で暮らす西の魔女の家で過ごすことに。西の魔女ことまいのおばあちゃんのもとで、魔女修行を受けながら暮らした二年前のひと月あまりを思い返すお話。  初めて読んだのは大学生の頃。高校時代のクラスメイトがこの本を好きだと言っていたっけーと何気なく読み、ラストシーンで涙がこぼれて驚いた。小説を読んで泣いたのはこれが初めてで、文字だけでこんなにも人の心を揺さぶることができるんだと感動したのを覚えている。  今までも何度か読み返したことはあるのだが、都度目を潤ませてしまう。今回も鼻をずるずるさせながら読み終わった。何度読んでも良いお話だなぁ。私の大好きな小説のひとつ。
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