りら "ダーウィンの呪い" 2026年4月16日

りら
りら
@AnneLilas
2026年4月16日
ダーウィンの呪い
ダーウィンの進化論そのものの解説ではなく、ダーウィンの同時代とその後の生物学や哲学の分野、ひいては19世紀後半から20世紀前半の慌しく世相が移りゆく社会全体での進化論をめぐる受容史。 ダーウィン以外だとラマルク、ハクスリー以外はほぼ知らない人物名が無数に出てくるので覚えきれず、オーディブルではあくまで聞き流す程度の把握しか出来なかった気がするけど、それでも面白かった。ダーウィンは化石にはさほど興味を示さなかったようだけど、まさにフランシス・ハーディングの『嘘の木』の時代。 優生学がナチスの人種差別やユダヤ人虐殺の正当化に利用されたくだりはさすがに知ってたけれど、母親の立場向上を目指すフェミニストがむしろそれ故に優生学に積極的だったとか、英国の生物学と大日本帝国憲法起草との関わりから渋沢栄一の豪傑振りといった印象的なエピソードが多くて、紙の本でも読み直したい。 オーディブル1.8→2.0倍速。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved