小野寺しお "レーエンデ国物語" 2026年4月17日

レーエンデ国物語
やっと読んだ!ハイファンタジーからしか得られない栄養があり、私の心はファンタジー世界から流れてくる栄養で動いている。 ファンタジー世界を基盤にしているものの、これは革命と改革の物語。変わらないもの、変えられないもの、異民族が混じり合って生まれる新しい文化や流れ。ファンタジーで描かれる食文化が大好きなので、そういった点でも最高でした。蜂蜜ミルクのような一冬の幸せ、一緒に味わった気がする。 …とおもって読み進めていたら、最後に畳み掛けるような展開。予想はしていたけど していたけど!終章の淡々とした史実としての描写に、今私が読み終わったのはこの国の歴史のなかのほんの一部だったのだと思わされる。続編も読みます。 「僕の雨、愛しい驟雨(しゅうう)。」 ユリアの手記は「花と雨」。 きっとまた、皆の魂が出会えるのではないか、出会えたのではないか。そこがはるか未来か過去かは分からないけれど。オプタスの手稿に記されていたように、形を変えて。余韻が苦く、甘いラストでした。
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