
本屋lighthouse
@books-lighthouse
2026年4月17日

小説の技巧 (白水Uブックス)
デイヴィッド・ロッジ,
斎藤兆史,
柴田元幸
読み終わった
小説の技巧
ヴォネガットの『スローターハウス5』は、その枠破りの技法と、時間操作(16章)の想像力あふれる使い方が見事な作品だが、ヴォネガットはその冒頭でこう告白する。「このろくでもないちっぽけな本にどれだけ私の金と心配と時間がかかったか、口にするのも嫌なくらいだ」。(p.291)
先日のイベント後に仲西さんが、授業で『小説の技巧』のヴォネガットのことを話すたびに泣く教授がいたことを話していたのだけど、こことそれに続く心的外傷についてのことなのではないかと思った。
「すごく短くてごちゃごちゃでバラバラなんだよ、サム、なぜって大量殺戮について気の利いたことなんか何も言えやしないんだからね」




