Lee "フィンランド くらしのレッス..." 2025年3月18日

Lee
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@lee_books
2025年3月18日
フィンランド くらしのレッスン
フィンランドに移住した寿司職人のコミックエッセイ。 パーソナルスペースや個人の時間を尊重する北欧の価値観はとっても良いな〜と感じた。 本書のなかで「フィンランドで生きていくために1番大切な事は?」という問いに対して、作者は「して欲しいことを口に出すこと、困ったときは自分から助けを求めること」と言っている。 誰かが察してくれたり、先回りして助けてくれることはフィンランドでは無いのだそうだ。(でも、言えば助けてくれる。そういう土壌があることは素晴らしい) 私は、これは何処で生きていくにしろ大事なことだと思った。主体的に生きていくためには、自分から発信していかなければ誰にも伝わらない。何も生まれない。黙っていても助けてなんか貰えない。 それは普段フリーランスの仕事をしていても思うことで、自分から投げかけることの大切さ、と私は受け取っている。 後半のインテリアレッスンも参考になった。 北欧インテリアやファブリックの発展は、その環境や文化、背景を考えると必然的だなぁと。日本でもマリメッコの流行で「北欧デザインぽいもの」が支持されているけれど、本物は強いなと思った。 ふわふわとした可愛い絵で読みやすいけれど、実は哲学的な一冊なのかも。
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