
roiban
@roiban
2026年4月18日
土人形と動死体
円城塔
読み終わった
面白かった。『地球へのSF』で既読だが「独我地理学」がやはり素晴らしい。世界の形状が半分数学半分まやかしのような論理で突き詰められていく(「観測」を鍵とする点で割と理解しやすい)。「無名再帰書」は「魔術とはどうあるべきか」のルール作りの試みと、ダジャレのようなタイトルが劇的に噛み合う。連作短編集ということで、世界観がゆるく共有されている作品たちが徐々に繋がっていく、ように見えてあらぬ方向から物語全体が俯瞰されたあと、なんだかんだいい具合にまとまる。