Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
roiban
roiban
@roiban
SF・ミステリー・科学・文化など
  • 2025年10月5日
    宇宙大将軍侯景SFアンソロジー 梁は燃えているか
    宇宙大将軍侯景SFアンソロジー 梁は燃えているか
    6世紀前半の中国をかき乱した実在の人物、侯景をテーマにしたSFアンソロジー。知らない史実を下敷きにしたフィクションが展開されるので何が何だかとなりかけるが、解説や年表がちゃんと付いている。切り取る歴史の場面がそれぞれに異なっていて、「侯景」像が組み上げられていく体験がむしろ面白かった。
  • 2025年10月4日
    日本のいちばん長い日 決定版
  • 2025年10月4日
    恐怖とSF
    恐怖とSF
    良かった。ホラーSFアンソロ。井上雅彦先生がまえがき、あとがきとおそらく各参加者紹介も手掛けられていて、このシリーズ随一のアンソロとしてのまとまりの良さ。時節柄AIが絡んだものが目立つ。(以下ネタバレで時に気に入った4作)小田雅久仁「戦場番号七九六三」は人類社会が侵略を受けてなすすべなく崩壊が始まる日を、大阪梅田から語り手が目撃する。後半で展開されるSF的ビジョンがどこか懐かしい。溝渕久美子「ヘルン先生の粉」は日本統治下台湾を舞台とする改変歴史×ゾンビもの。『屍者の帝国』はまあ思い出す。「粉」という一つの嘘と史実の混ぜ合わせが素晴らしく、本アンソロで一番気に入った。長谷川京「まなざし地獄のフォトグラム」は仏教の地獄が空に顕現するようになった現代社会が舞台。説明を拒む事象に対してSNSのコンテンツモデレーションや機械学習の記述が細やかで良かった。飛浩隆「開廟」は「移住種」と呼ばれる人間と異なる種族が地球で暮らすようになった世界で、排外主義の文筆家の日常に異変が生じる。今風の社会的テーマと今風のガジェット(LLM)に少しSF的に「ずらし」を加えて問われる、言葉が持つ力の恐ろしさが改めて生々しい。料理が美味しそう。
  • 2025年10月3日
    どこかで叫びが
    どこかで叫びが
    書き下ろしの「ブラック・ホラー」アンソロ。『第五の季節』のN・K・ジェミシン、『ビンティ』のンネディ・オコラフォー、『精霊を統べる者』のP・ジェリ・クラークが参加。5000円超えか…と思いつつ買った。
  • 2025年10月1日
    火星の女王
  • 2025年9月28日
    詐欺師×スパイ×ジェントルマン:パトリシア・ハイスミスとジョン・ル・カレの作品を読み解く
    書店で目に入り購入。後半の「スマイリー三部作」論だけ読んだ。スパイという職業をホワイトカラーとして捉え、組織の中で生きる姿が身近なものとして胸を打つのだと説く。納得できる論だが短くてやや物足りない。
  • 2025年9月28日
    百年文通
    百年文通
    良かった。現代を生きる主人公が100年前と文通できる机の引き出しを見つけて…という時間SF。コミック百合姫の表紙に連載するという形で当時話題に。ノヴェラの長さだが、巻末に時間SFの略史と、ここ10年の作品紹介がおまけとして付いている。(ネタバレ)2021年という時期のコロナ禍の語られ方を読むというのはこうも懐かしさを伴うものなのか。何か当時これが書かれたことに意義深さを感じる。歴史改変ものとしての典型を外してくる手並みが鮮やか。
  • 2025年9月28日
    スマイリーと仲間たち
    スマイリーと仲間たち
    良かった…。始まりはソ連からフランスに亡命したある婦人が受けた奇妙な依頼と、サーカスの協力者であったロシア人が銃殺される事件。引退済みの身であったスマイリーはその銃殺事件の調査に単身乗り出し…。(ネタバレ)あまりにあっけない終結だが、不思議とこうなることが分かっていたように錯覚する。殺して終わり、ではない。最大のリターン=離反者を獲得してこその勝利、という論理は組織のもの。一方でその中では大義が問われるわけではなく、奇妙なほど個人レベルの過去の精算という形を取る。
  • 2025年9月23日
    わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 8
    良かった。(ネタバレ)4巻末はまあクリハンガーかな〜と思って半分流していたがここに来てしっかり回収にかかっていて俄然面白くなった。琴紗月というキャラクターを語り手である甘織れな子はまずまず理解できているかのように語ってきている面があるのだけど、全然そんなことなかったのかもしれない。メタ的には2巻でプライベートに踏み込み済みなので読者も騙されている。
  • 2025年9月23日
    香港 旅の雑学ノート
    『スクールボーイ閣下』を読んで返還前の香港の空気が気になったので。
  • 2025年9月21日
    恐怖とSF
    恐怖とSF
  • 2025年9月21日
    リミナルスペース
    リミナルスペース
  • 2025年9月21日
    デスチェアの殺人 上
    デスチェアの殺人 上
  • 2025年9月21日
    スマイリーと仲間たち
    スマイリーと仲間たち
  • 2025年9月21日
    スクールボーイ閣下(下)
    スクールボーイ閣下(下)
    良かった……。読み終えてから上巻の序盤を読み返してようやく意味が通った。下巻ではコウとソ連を結ぶ線を探るため、ウェスタビーがクメール・ルージュやベトナム戦争の戦地を転々とする。今でこそ歴史小説として読むことができるが、この作品の1977年の発表時はほとんど同時代の出来事だったわけで、国家間のぶつかり合いの中で一人の工作員が目撃したものと「使い潰され」ていく様を通して世に問うたものの重みは想像するにあまりある。主要な舞台である当時の香港の描写もまた良い。
  • 2025年9月20日
    ヒューマン・ファクター新訳版
    ヒューマン・ファクター新訳版
    『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』と並び語られる本だと知り。
  • 2025年9月19日
    百年文通
    百年文通
  • 2025年9月18日
  • 2025年9月17日
    イン・ザ・メガチャーチ
  • 2025年9月17日
    スクールボーイ閣下(上)
    スクールボーイ閣下(上)
    上巻。最初の50pほどを読むのに随分苦労し、しばらく積んでいた。「ティンカー・テイラー」でこの文体に慣れたと思っていたのだが。サーカスでの会議の後、事が動き出してからは「乗りこなせている」という感覚も相まって無類の面白さ。読み進んだ先で不意に数十ページ前に戻ると意味が分かるようになっていたりする。下巻へ。
読み込み中...