
けい
@kei-note
2025年3月18日

さいはての島へ ゲド戦記 (岩波少年文庫)
アーシュラ・K.ル=グウィン,
清水真砂子
読み終わった
“今、そなたに自己と呼ぶべきものがあるか? ない。そなたが売ったのは、そうよ、そなた自身だったんだ。そなたの自己だったんだ。そなたはただで、何もかも放棄してしまった。それで、今、そなたはそのあとのがらんどうを埋めようと、やっきになって、世界を、自分がなくした光や生命を、自分のところに引き寄せようとしているのだ。”
何年越しかで読み終わった〜
読み心地としては「影との戦い」と近い。
昔読んだ時はあまりの淡々とした進み具合に盛り上がりどころを掴めずにいたけれど、今読むとわかることが増えたからか沁みるように入ってくる感じで面白い
ただ児童文学としてはかなり渋めな内容だなとも思う