
時間のかかる読書人
@yoko45
2026年4月18日

高校生のための 人物に学ぶ日本の思想史(1)
佐伯啓思,
公益財団法人国際高等研究所,
高橋義人
読み始めた
借りてきた
@ 自宅
要するに、実の親、それに親戚の養父などという身近な人間関係において、極めて複雑な環境にあった。そのあたりのことは小説「道草』の材料になっているが、いずれにせよ、親の愛情を受けなかったこと、家庭や親族という縁故者への不感が彼にとって大きな問題になってくる。このような他人への不感や孤独感、そしてまたそのように感じる自己への嫌悪という自意識が漱石の基本的な人生体験の原点にあった。