
Rica
@rica_bibliotheca
2026年4月17日
井伏鱒二ベスト・エッセイ
井伏鱒二,
野崎歓
読み終わった
四ツ谷、荻窪、早稲田、広島、シンガポールetc...通ったり働いていたり住んだりしていた縁のある土地が出てきて、懐しくて、でも井伏鱒二が生きた時代とは違うので(当たり前)新鮮でもあった.
印象に残ったのは以下のエッセイ.
「角帽の色(早稲田)」
同級生の青木南八が最高だ.
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「おい、寝てるのか?学校へ行かないか?でも君と一しょに散歩してもいいんだよ。」(中略)「なんだ、徹夜して書いたのか。すてきだな!」(本文より抜粋)
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「支離滅裂」
井伏の講演の苦手さ、それゆえの緊張感や苦悩がありありと伝わってきて一緒にどきどきしてしまう. そんな人間くさいところがいい❤︎
「琴の記」
これが最も好き
「シンガポールで見た藤田嗣治」
シンガポールでこんな人たちがこんな活動、交流をしていたのか、という新鮮な驚き.
井伏鱒ニは『山椒魚』しか読んだことないと思ってたけど、そういえば、幼少時代大好きだったドリトル先生シリーズは、井伏鱒二訳で何度も読んでたなあ、ってことを思い出した. 懐かしい.
そしてそして、長いこと読んでは中断、再開して中断、を繰り返していた小島信夫『小説作法』. 読むのを再開したら井伏鱒二のことが出てきた. 売れる本は井伏鱒二と保坂さんと自分の本を残して全部売ったという.


