
寿司沢山
@sushiumauma
2026年4月18日
思いがけず利他
中島岳志
読み終わった
借りてきた
友達のおすすめ。親鸞の「他力本願」の考え方をベースに、利他とは何か書かれた本。
利他的行為は、自己を超えた「他力」が宿った時に行われるもの。意志を持たずとも思わず行なってしまうもの、らしい。人の親切って、本人は相手のことを想ってやっているつもりでも、受け手からしたらありがた迷惑ということもある。自己満足な親切は利他とは言わない。利他は受け取られた時に発動する。つまりタイムラグがあるもの。なぜか高校の同級生に恩人だと思われているのだが、何気なく言った自分の言葉が利他になっていることもあるんだなぁ。それに気づくのがずっと後になってから、というところでタイムラグという言葉がしっくりきた。
「器」としての自分という考え方が印象的。情緒は向こうからやってくるもの。
今の私が、今の状態にあるのは「たまたま」である。だから、私は「その人」であった可能性を捨て切れない。業や縁によっていかなる振る舞いをするのか、わからない存在である••••その「偶然の自覚」が他者への共感や寛容へとつながる。
自己がどうしようもない人間だという認識を持った人間に、合理性を度外視した利他心が宿る。他者に親身になることができる。