"いつか記憶からこぼれおちると..." 2026年4月18日

ア
@zeight_6
2026年4月18日
いつか記憶からこぼれおちるとしても
「独り暮らしは『自由で楽ちん』らしいけど、一つ困ることがあるのだ、と、おばさんは言う。それは家出ができないこと。 『だってね、私が家出をしても、それは絶対家出にならないのよ。帰れば旅行になっちゃうし、帰らなければ引越になっちゃう』 可能性の問題なのだと、おばさんは言う。」p.186 江國香織、『冷静と情熱のあいだ』を途中離脱してからどれもなんとなく食わず嫌い状態だったのだけれど、積んでいたこの本は一気に読んでしまった。おもしろい。 三浦しをん『秘密の花園』でも思ったけれど、女子校に通う高校生ってなんか特別。侵し難いなにか線のようなものがあるというか。その共通点はどこかに感じさせながらも、まったく違う子たちが、同じ教室の中で、まったく別の感情を抱えて、同じ制服に身を包んでいるということ、不思議だ。そして巧みだ。おもしろかった。本当の中高生を書く作家がすき。 周りのお友だち、江國香織好きが多いし、もういくつか読んでみる。
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