
yuno_yyxy
@yuno_yyxy
2026年4月18日
レテの汀
雛倉さりえ
読み終わった
帯の言葉に惹かれて手に取った作品。
初めて読む方の作品で、読んでる最中にずっと感じてたのは、そのシーンの情景描写がとてもありありと思い浮かぶなぁ、というもの。
ブラインドから室内に刺す陽光、与那国島を巡っているときに見える蘇鉄やアダンの旺盛な緑、柑橘系の香水や食事の匂い......
なんだか自分もその場にいるような感覚がして、何故か自室にいることに違和感を覚えてしまうくらい、明瞭に感じていた。
亡き母の故郷の与那国島まで、まるで巡礼の旅かのように向かう主人公・柑と甥の伊吹の歩みに同行できたようで、どこか救いを得たような気がした。




