
高瀬
@bakush_no
2026年4月19日
ペンギンにさよならをいう方法
ヘイゼル・プライア,
圷香織
読み終わった
見た目の可愛らしさとは裏腹のペンギン世界の過酷な生き方と、悩める人間模様が交錯した、読後はすっきりするエンタメ小説。
主人公の女性がなぜ扉を閉めることにこだわるのかの理由が丁寧に明かされる後半部分、孫が麻薬漬けになる理由を考えたことある?から、主人公が他者に対して思いを向けることができるようになる過程まで、滑らかに進んでいく。
現実世界を舞台にはしているもののかなりフィクション性は強いが、さまざまな年代で悩み、もがいている彼ら彼女らに自己投影する人は多いのではないか。最近のYAはほとんど読んでいないが良作であるのは間違いない。こちら、続編もあるとのこと。完璧に終わったのに、今後どうするのか、気になる。