ishiguro_reads
@ishiguro_reads
2026年4月19日
読み終わった
いま、MBTI、ガクチカ、推し活、Vtuber、ライフハック、陰謀論など、世界=社会・他者・自己を「物語」をもとに理解しようとする見方が溢れている。その息苦しさと危険性を分析し、世界の別の理解の仕方として、「遊び」の可能性を提示する。
特定の見方・感情以外に非寛容で、改訂することを認めず、ゴールや伏線などの物語を求める現状に対する危機感は、東浩紀『訂正可能性の哲学』2023など、現代に共有された空気だと思う(未読だが三宅香帆『考察する若者たち』2025にも書かれているかもしれない)。そして、物語から遊びへ、という流れは青木淳『原っぱと遊園地』2004とも通ずる…青木さんの先見の明…。
本書は遊びの種別を、カイヨワを基にゲーム、パズル、ギャンブル、おもちゃ遊びの4つに分類する。それぞれに物語とは別の危うさを抱えるが、少なくとも現状に対するオルタナティブな世界の世界の見方を提示している。
