
かもめ通信
@kamome
2026年4月20日

四月は少しつめたくて
谷川直子
読み終わった
タイトルの「四月」に惹かれて手にしたのは、書けなくなった詩人と訳あり編集者を軸に展開する物語。初版2015年4月。少しばかりジェンダー観の古さが気になりはするが、宮澤賢治の「雨ニモマケズ」の“サウイフモノニ
ワタシハナリタイ”という最後の一節を読むたびに(わたしはもうどういうものにもられないんだろうな)と思ってしまう「わたし」、もうなってしまった自分を見つめるのがこわくて、猫の背をなでる「わたし」、そういう「わたし」に心惹かれたら、この本を読んでみるのもいいかもしれない。


