yomitaos "アメリカは自己啓発本でできて..." 2026年4月19日

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@chsy7188
2026年4月19日
アメリカは自己啓発本でできている
長年自己啓発書の研究を行っている著者によると、自己啓発書が読まれているのはアメリカと日本に限られるらしい。出世指南書が普及するには、望んだ人が出世できる環境が整っていなければならない。また、出世したいと思う人がたくさんいなければビジネスにならないので、この両輪が回る国でなければならない。アメリカ支配の影響下で育った現代日本で、自己啓発書が異常に受け入れられているのは、さもありなんという納得感がある。 自己啓発書にも、自助努力系や引き寄せ系、痩身系、スポーツ系、東洋の神秘系など様々な種類があり、アメリカの折々の時代でもっとも人口比率の高い層の需要に応えるため、人工的に生み出されてきた。それが少し遅れるかたちで日本にやってくる。 実用書としての自己啓発本にはさらさら興味はないが、この本でまとめられた「歴史」の観点からは、立身出世に駆り立てられる資本主義下のビジネスマン(言葉通り、基本的に男性がターゲットだから)の悲哀を感じられるのが面白い。好きでこうしてるんじゃなくて、こうしないといけないからこうしてる、といった主体性の無さも感じられる。 書店にある自己啓発書コーナーを、私はまるでゴミを見るような目で眺めていたりするが、もっと大らかな気持ちで臨んだほうがいいかもと思った。
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