アメリカは自己啓発本でできている
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連鎖堂@rensado_books2025年11月12日読み終わった面白い。自己啓発書、特に引き寄せ系(強く願いさえすれば実現すると本気で言う)は馬鹿げている、なんてことはない! 正気か。 文学部教授の調査能力全開で、アメリカの自己啓発の淵源と歴史を解き明かします。堅忍努力系(フランクリン等)ならまだしも、引き寄せ系の分析に何故そんなにも労力を…。その蕩尽ぶりにシビれます。人格神を否定した思想家スウェーデンボルグや、19世紀アメリカ最高の哲学者エマーソンから引き継がれた、「善は人間の自由意志で実現する」という考え方、悪いわけがないでしょう。


ザムザ@zamzy7332025年4月25日読み終わったバチくそオモロい。アメリカが自己啓発本の源流やっつって、ピューリタンの教えと辻褄合わせるためにシュナイダーの理屈を引っ張ってきて、アメリカンな成功物語を起動させる。その後は第二次世界大戦による世代間闘争の勃発(シビル・ウォー!)。ここにできた大いなる溝を埋め合わせるように(いやいや、むしろ溝の拡大をうながしていたよ)自己啓発本が登場するわけですよ。いやはや、アメリカ史、じつに香ばしい。






















