ねこすき "アクロイド殺し" 2026年4月20日

アクロイド殺し
アクロイド殺し
アガサ・クリスティ,
羽田詩津子
おもしろかったー!!! 有名なので、たぶんそういう作品だよねと、ほんのり知りながらも、それでも「ほんとに?この人が?」と思ってしまった。 登場人物たちが皆ひと癖ふた癖ありながらも、どこか温かさ面白みのあるキャラクターばかりだからか、そんな中にまさか冷酷な殺人犯が?信じられない(信じたくない)と思わされた気がする。 作中の女性たちはとにかく自己中心的だったり、感情的だったり、思い込みが激しかったりと、まあ面倒くさいような人が多い。とりわけキャロラインは本当に面倒だし呆れてしまうところが多いのだけど、かといって嫌いにもなれない不思議な感覚があって、予想していたとはいえ、結末でものすごく悲しくなってしまった。 たぶん、キャロラインの存在も、この人が犯人とは思えないと読者に思わせる要因のひとつでもあると思う。 クライマックスのどんでん返し以外にも、各人の隠し事や思惑で犯人も想定していない謎ができてしまったり、複雑化してしまっているのが、よくできているし最後まで飽きさせない作品だった。
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