No.310 "ガニメデの優しい巨人【新版】" 2026年4月21日

No.310
No.310
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2026年4月21日
ガニメデの優しい巨人【新版】
ガニメデの優しい巨人【新版】
ジェイムズ・P・ホーガン,
池央耿
最初の一ページで途方もない規模感を示されて、そうそう、これこれ、と思う。 前作で解明されていなかった謎と今作で明らかになった事実が一本の筋として繋がっていく流れは読んでいて気持ちがよかった。 ガニメアンとの交流が描かれるパートは、時折不穏な空気を漂わせながらも、思ったよりずっと穏やかなトーンで進んでいった。 ダンチェッカー先生が悪気なくガニメアンを詰めて困惑させたりしていたが、それもまたよし。 「ここにいるものはみなそれぞれ生まれも育ちも違うけれども、科学者である点は同じだよ。そのことが何よりも一番重要なんだ」というセリフが好きだった。 前作でもそうだったが、意見の相違はあれど真実を求める純粋な好奇心は皆に共通しているところが本当にいい。 ガニメアンの行く先に、科学と祈りの交差の向こうに、どうか幸多かれ、と思う。
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