緑青
@00a381
2026年4月21日
書簡型小説「二人称」 ヨルシカ
ヨルシカ,
n-buna
買った
読み終わった
これって拾得物だったんだ……
「ヨルシカがこれまでやってきたこと・やりたかったことはこれなんだ」と思った。
「n-bunaから生まれたn-bunaではない作者」が詩の生まれた経緯やテーマについて語り、「n-bunaから生まれた作者でもない人」が詩について解説をする。二人称を「読むのが先」か「聴くのが先」かで、小説も曲もそれぞれ印象が違ってくるだろう。
取り消し線やメモから"作者"の思考や作詞の連想が見える。n-bunaさんの作詞過程かもしれないし、そうではないかもしれない点が尚更面白い。
読み始めて少しの段階で違和感はあったが、四分の一くらいで完全にミステリに。四分の三は割愛。
読み終えてうめき・千鳥・櫂は思い入れが強くなり、ヒッチコックはもはや別の曲に聴こえるようになった。
「タイアップ曲もいいけど、コンセプトアルバムを出してくれ」とか言っていたら出てきたのがこれでした。誠に申し訳ございませんでした。
封筒を開く行為が大切な意味を持ち、封筒や原稿用紙の折り皺も愛おしく感じるような読書体験でした。

